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2018.10.29
キセノンライトの寿命
最近の車は、キセノンライト(HID)やLEDライトが一般的に
なっています。
ハロゲンバルブの車が珍しいくらいに。
ライトの寿命ですが
ハロゲンライトは約1,000時間
HIDライトは約2,000時間
LEDライトは約10,000時間
と言われていますが、実際の寿命は、使用状況や車種に
よって違いがあり、必ずその寿命通りに切れるわけでは
ありません。
車検時にも検査する、光量が70%落ちたら寿命と言っても
プロのメカニックでも、見た目で判断する事はほぼ不可能です。
ましてや、何時間使用したかなんて、車へ乗るたびに計算
している人なんて、殆どいません。
居たら、凄いですが……….。
一般的には切れたら交換、パッ、パッと点滅するようになったら交換、
車検時に光量が足りないと検査機機の計測判断で交換をオススメ!
になりますが、HIDライトの場合は、キセノンガスが充填されたガラス管
(バーナー)内にプラズマを放電する事で発光させているため、その役目を
担っている、バラストとイグナイターが熱や振動などで劣化し、チラつきます。
もうひとつ、HIDの寿命が近づくにつれて、だんだんと色が変化してきます。
ガラス管内のキセノンガスが少しづつ漏れる事で、ガラス管内のアーク放電
が安定しなくなる事で暗くなり、ピンク色もしくは黄色くなってきたり
青くなってきたりと変化が起こり始めます。
こうなると、そろそろ寿命が近づいているという判断になります。
写真の車両も、左右でHIDの色合いが変わってしまっています!
左右で寿命は一緒ですから、片目だけではなく、早めに、左右ともHIDバルブ
の交換!という判断ができるわけす。