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2013.8.30

69歳の生涯

先日、69歳の叔父とお別れをしました。
叔父と最後に会ったのは、今年の正月が最後でした。
体調を崩している事は聞いていましたが、こんなにも
早く別れが来るとは思いませんでしたし、父から亡くなった知らせ
を受け、実家でお別れをしてきました。
叔父は、私が生まれるまだ前に、山口県で仕事中に道路脇を歩行中
車にはねられ、以来、重度の障害者として生活していました。
事故直後は、3ヶ月もの間、意識不明となっていたそうですが、
奇跡的に一命をとりとめ、40年以上も障害を持ちながら生活を
していたんです。
当時、叔父は、奇しくも身障者授産施設で働いていました。
本人は心底悔しかったでしょう
今まで私の両親や、生きていた頃の祖父母も、事故当時の叔父の事を
僕らには多くを語らずにいましたが、今回の葬式で、改めて知った
過去の出来事や、叔父の壮絶な人生について、両親の当時から思って
いた様々な葛藤や、叔父への想いを知った時、涙しました。
小さい頃から車が好きだった僕は、車輪のつくもので直ぐ遊んで
いましたが、障害をもつ叔父の気持ちなど考えず、叔父の車椅子を
勝手に使って、よく遊んだものです。
そんな僕の事を好まなく思った事も叔父はあったでしょう
おんちゃん、ごめん。
やっと障害から解放された叔父は、今頃不自由なく言葉を交わし
不自由なく動く体を、楽しんでいることでしょう。
とにかく障害と向き合い、障害に負けない強い叔父でした。
おんちゃん、さようなら

2013 8 30 [未分類]/ 固定リンク

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