道路運送車両法第47条・使用者の点検及び整備の義務

≪自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、

　当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。≫

クルマには法律で決められた点検があります。

クルマを使う人は点検をしなければいけないという義務です。

一般的(自家用乗用車)に法定点検といわれる

1年(12か月)ごとに行うものと、2年(24か月)ごとに行われるものがあります。
　

2年点検と車検はタイミングが一緒にやってくるので同じものと思われがちですが

実は、法定点検と車検は同じ

ではありません。

定期点検＝クルマが故障なく走ることができるか？の確認

車検＝公道を走って良いか？の検査

車検は保安基準で定めてある安全対策・公害対策などに問題がないかというところで

公道を走って良い状態のクルマか？国の許可を得るものです。

そのため、実際の走行に耐えられないような部品の劣化があっても

車検の基準を満たしていればOK

　
また、車検を受けていない車は

公道を走ってはいけませんが、逆を言うと公道を走行しなければ

車検は不要ともいえます。