SANC福岡サービス@ヒラシマ大盛りBlog / Archives
2018.5.13
タイヤの続き
先日、ブログに書いた
タイヤの溝の効果は覚えて頂いているでしょうか?
路面とタイヤの間の排水路(簡単に言うと)
ってことは
今日のような雨天時は溝は絶対不可欠だけど
晴れて路面がドライの時は溝がない方が
接地面積も増えてタイヤのグリップが上がるのでは?
だってレース用のタイヤは溝ないし!
すり減ったタイヤで溝が無くなればグリップ力アップでドライ路面最強!?
では
ありません!!
実は、晴れていても
タイヤの溝は必要なのです。
タイヤの素材はゴム(皆様ご存じ)
ゴムは接地面積が増えれば摩擦力アップ(ここまでは正解)
溝を刻めば接地面積が減る(あれれ?)
あれれ?このトレッドが
なカンジがするんですが
タイヤは走行中、タイヤ全体のたわみで変形したり路面の小さな凹凸により変形したりと
変形⇔復元を繰り返します。
この変形と復元をヒステリシスロスと言い
ゴムの大きな摩擦力の原因
で
このヒステリシスロスの発生も
タイヤのトレッドは計算されて設計されており
このトレッドがすり減るとタイヤの厚みが変わり
ヒステリシスロスの発生も狂い
グリップ力の低下につながります。
もちろん、溝がすり減るほどタイヤを使用するには
年月の経過もありタイヤのゴムの性質も新品の時とは違うものになってます。
長々となりましたが
タイヤの溝は減ったら危険です。