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王の帰還
サンク福岡の野口です!
今回は将棋のおはなし!
将棋の第72期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦が22日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われました。
注目はレジェンド羽生善治九段。
7人総当たり戦で5戦全勝だった羽生九段は4勝1敗で追う豊島将之九段との直接対決です。
羽生九段が勝てば文句なしの挑戦者決定。負けた場合は豊島九段と5勝1敗で並ぶため、後日両者によるプレーオフが実施という痺れる状況。
気になる結果は、、
117手で先手の羽生九段の勝利!自身2度目となるリーグ全勝を達成しました!
これで藤井聡太王将への挑戦権を獲得!羽生九段の王将戦登場は第65期以来7期ぶり19回目で既に永世王将の資格を保持しています。
いやー長らく不調にあえいでいましたが、ここにきての復活劇!タイトル戦登場は2年前の竜王戦以来です!
現在タイトル通算99期。
節目の100期は時間の問題と思われていましたが、、
気づけば無冠になって4年の歳月が流れていました。
昨年度は29年守った順位戦A級から降級、年度勝率も3割台と不振を極めました。
残念ながら加齢による衰えもあるかと思いますが最大の要因は『踵の怪我』でしょう。
2019年にアキレス腱炎・アキレス腱付着部症を公表しており、その症状としてアキレス腱に引っ張られて踵の骨が突起状に裂け激痛が走り、通常通り歩くのも困難であると。
正座による踵の痛みで盤面に集中出来なくても仕方ありません。
普通、足を酷使するスポーツ選手がかかることが多いというこの病い。
33年間、計2千局以上にも及ぶ対局、そしてそれに伴う長時間の正座。
戦いの日々で徐々に傷ついていったのでしょうか。
現在は治っているようで、盤面に没頭出来ているとのこと!
その証左として、王将リーグの永瀬王座戦で見せた『歩』を使った見事な受け。
永瀬王座も指されるまで気付かなかったという名手でした!
終盤に見せるハッとするような指し手は、今でも我々ファンを魅了してくれます。
注目の7番勝負第1局は来年1月8日、静岡県掛川市で開幕。
相手は絶対王者の藤井王将。これまでタイトル戦番勝負で一度も敗退がないという規格外の棋士です。
年の差32歳のドリームマッチは、どのような結果になっても全将棋ファンの記憶に残る番勝負となるでしょう。
天才 VS 天才の勝負の行方やいかに。。
ではではー
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