サンク福岡の百田です。
毎年お正月には三社参りに行っております。
どこに行くかは決めておらず、TVで見た、人から聞いた、ネットに載ってた等様々です。
今回はネットで見つけた神社。
大人気漫画「鬼滅の刃」に登場する主人公「竈門炭治郎」の苗字が神社名に使われている事と、神社内に鬼に関する伝説が残っている事で、ファンからは聖地化され、巡礼に訪れる観光客も増えている神社なんだそうです。
私は「鬼滅の刃」が良くわからないのですが、なんか面白そうなので、大分県にある『八幡竈門神社』に行ってきました。
立派な鳥居がお出迎えしてくれます。
鬼に関する伝説はいくつかあるそうですが、まずは1つ目。
『鬼が造った九十九の石段』
昔、この地域には、人々を喰い殺し里を荒しまわる鬼が住んでいた。里人は困り果て、八幡様に鬼を退治して下さいとお願いをした。八幡様は鬼に「一晩のうちに百の石段を造ることが出来たら毎年人間をいけにえにやろう、もし出来なければ今後里に出て来てはならぬ」と約束させた。鬼は承知して、石段を造り始めたが、九十九段まで造ったその時、夜明けを告げる一番鶏が鳴いて夜が明けてしまった。という伝説。
鬼も焦っていたのか下の方に比べると上の方の造りが雑なのも面白いです。
2つ目は『鬼が忘れた石草履』
石段を造っていた鬼が逃げる際に忘れていった片方の石製の草履が境内にあります。
長さはおよそ45センチあり、かなりの巨体であったと思われます。
鬼の足の指が三本なのは、貪欲・嫉妬・愚痴を表していて、知性と慈悲が欠けていると言われます。
この草履を人間が履くと、みるみる力が湧いてきて何倍もの力仕事ができる、また体の悪い人は元気になると言い伝えられています。
その他にも、境内の南の端には、木の枝が龍のように見える場所があったり、御神亀(開運なで亀)があったり、3月21日の春分の日と9月23日の秋分の日には、鳥居から見える水平線から朝日が昇ったりと、なかなか見どころの多い神社でした。
ぜひ近くに行かれた際は訪れてみてはいかがでしょうか。