今日は良い夫婦の日ですね。皆さま仲睦まじくお過ごしでしょうか。

自動車業界にも有名な良い夫婦のエピソードがありますので一つご紹介いたします。

メルセデス・ベンツの創業者であり技術者でもあるカール・ベンツは、

1886年に世界初の自動車を発明したとして初の特許を取得しました。

しかし、当時は自動車の有用性に気づく人がなく「交通の主役である馬を怖がらせる邪魔者」という

扱いでした。そこで妻のベルタ・ベンツさんが夫の発明を何とかして世間に認めてほしいと考え、

夫の寝ている間に二人の息子を連れて車に乗って家を出て、当時は舗装もされていない過酷な道を

当時まだ発明されたばかりの自転車用の空気タイヤで、ガソリンスタンドも無いなか、

薬用のベンジンを給油しながら走り続け、日の暮れる頃に106km離れた町へと辿り着きました。

それを見た町の人々は驚き、賞賛の言葉を贈ったそうです。

この時の速度が、当時の馬車なら馬を10頭以上乗り換えなければならないもので、

この成功によってカール・ベンツの発明は知られるようになり、奥様は世界初の女性ドライバーとして

歴史に名を残すことになった。というお話です。

その後の世界に与えた影響は言わずもがなですが、

偉大な成功にはいつもそばにいる大切な人や家族の愛が欠かせないんですね。