昨夜はF1第16戦、イタリアGPがおこなわれました。年間でも最も高速サーキットの一つです。

予選ではマクラーレン、フェラーリ、メルセデスがコンマ数秒の僅差の戦いを繰り広げ、

レッドブルは不調に陥ったまま今シーズンいちばん悪い7、8番手からのスタートに。

2戦連続ポールポジションと絶好調のL・ノリスは1週目でチームメイトのO・ピアストリに抜かれてしまいます。

その後、タイヤを交換して追いついてきたノリスとピアストリの、マクラーレンのチーム同士の戦いに

なるかと誰もが思った展開でしたが、フェラーリがタイヤを1回しか交換しない1ストップ作戦を決行。

タイヤを使い切ってしまわないように慎重にマシンとタイヤをコントロールしながら、

マクラーレンの猛追を凌いで、地元イタリアのフェラーリが見事な逃走劇を見せました。

単純な一発の速さでは及ばないかもしれませんが、タイヤのマネジメントやチーム戦略でそれを上回るという、

現代のF1を象徴するような見どころのあるレースでした。

そしてドライバーのルクレールは地元イタリアのフェラーリファンへ歓喜を届けました。

チームとしても久々の勝利。これでフェラーリがのってくるとまた盛り上がります。

ここ4戦で毎レース勝者が変わっているのも、ここ数年なかった展開です。

今シーズン何度も言ってますが、本当に面白いです！