昨日までF1日本GP、鈴鹿サーキットへ行ってきました。今回は初めて金曜日から3日間参戦してきました。
前年に続き今年も春開催。ちょうど桜が満開となりサーキットに華を添えました。
昨年は暖かかったんですが、今年は風が強く体感温度は冬のような寒さでした。初日は薄着で行ったので辛かったです。
金曜日のフリー走行からたくさんの人で賑わっていました。直前に決まった、角田裕毅のレッドブル昇格の効果ですね。
グッズも飛ぶように売れて金曜日の時点でキャップなどの人気商品は、すでにSOLD OUTになっていました。
ファンゾーンでおこなわれるドライバーのトークイベントや、1965年のHONDAのF1初優勝マシンの展示、
レーシングGALLERYの歴代HONDAマシンの展示、美味しいハイネケンの生ビールなどを楽しみ、いざコースへ。
注目の角田裕毅は難しいレッドブルのマシンにしっかりとフィットし好調な滑り出し。期待も膨らみます。
この日は乾燥が強いのかマシンの火花で芝生が燃えるアクシデントが何度も発生し、全車満足に走行できず。
走行データが充分に取れないまま、不安を抱えながらの土曜日の予選アタックを迎えました。
予選1回目をミスなく突破した角田裕毅は、2回目も大きなミスは無かったんですが他のドライバーがタイムを
伸ばす中、タイヤのウォームアップ不足が原因で伸びず、上位10名に入れませんでした。
見ている皆がショックでしたが、何より本人がいちばん悔しがっていましたね。母国での晴れ舞台、良いとこ見たかった。
しかしタイム差はほんの僅か。実際に観ていても皆速すぎて、正直に言って違いが分かりません!
ポールポジションを獲得したのはフェルスタッペン。それまでは一度もトップタイムを出していなかったのに、
最終ラップでとんでもないコースレコードを更新するという、まさに異次元の走りで、鳥肌が立ちましたね。
日曜日の決勝レースは、午前中の雨でコースコンディションが心配されましたが、雨は止みドライでのレースに。
大会アンバサダーの市川團十郎の歌舞伎披露に、10万人を超える観客も大盛り上がり。そしていよいよレーススタート。
1週目の混乱もなく、各チームの戦力が均衡しているので差が広がらず、団子状態。オーバーテイク(追い抜き)を
仕掛けるポイントが少ない鈴鹿サーキットは『抜けないコース』とも言われ、タイヤ交換のタイミングをうかがう
膠着状態に。タイヤ交換でも波乱は起きず、各ドライバーも大きなミスやコースアウトもせずと締まった展開に。
スタートから大きな順位変動はなく、トップはフェルスタッペンが逃げ切り、ポールトゥウィン。
HONDAとタッグを組む最後の鈴鹿で日本の大観衆の前で圧倒的なパフォーマンスを見せつけました。
一つのミスも許されない極限の集中力と、超高速での超人的なドライビング技術に私は感動したんですが、
やっぱり派手なオーバーテイクがなかったので、一部ではつまらないレースだったと言われてしまいましたね。
でも私はやっぱり生で観るF1マシンの大迫力とシンプルなカッコよさ、ドライバーの素顔も見れたので
大満足の3日間でした。12位フィニッシュの角田君も、次戦必ず巻き返してくれると信じています!
ここ10何年かで過去最高の動員となった今年の日本GP。F1ファンがどんどん増えている実感がありました。
このままかつての人気を取り戻して、来年はさらに盛り上がってくれると良いですね。F1最高です!!