深夜におこなわれたF1第5戦サウジアラビアGP。生で観た方は今頃爆睡してるんでしょうね。
市街地サーキットでの超高速レース、壁スレスレ数センチのギリギリを攻めていくF1ドライバー、
一歩間違えば大クラッシュですが、世界トップクラスの腕にかかれば簡単そうに見えるのは不思議ですね。
予選から見ごたえたっぷり。角田裕毅は調子が良く終始トップ6あたりに着けてましたが、最終は8番手に。
徐々に結果を出し始めていていい感じです。今年のチャンピオン候補のマクラーレン、ノリスが痛恨のクラッシュ。
同僚ピアストリが好調なだけにプレッシャーがかかっているようです。メンタルも強くないとやってけない世界ですね。
ポールポジションはフェルスタッペン。決してナンバーワンではないマシンをここまで持ってくるテクニックは
やはり4度の世界チャンピオンは伊達じゃないといったところでしょうか。
決勝レースは1周目の1コーナーで勝負が分かれました。スタートに出遅れたフェルスタッペンが2番手のマクラーレン、
ピアストリにインを奪われ、強引に外から被せにいったところで曲がり切れずにコースアウト。
これがフェルスタッペンに5秒のタイムペナルティとなって後々重くのしかかります。
そして、1周目に角田は接触がありマシンにダメージを受けて不運のリタイア。
どんなレースになるか楽しみにしていただけに本当に残念でしたが、こんな時もあります、次は挽回してくれるでしょう!
1回目のピットストップ、タイヤ交換でペナルティ消化のフェルスタッペンに変わって、ピアストリがトップに。
さらにフェラーリのルクレールが3番手から追い上げ、予選でミスのあったノリスも4番手まで順位を上げていきます。
マクラーレンが独走しレベルの違いを見せつけると思われましたが、フェルスタッペンが食らいつき接戦となりました。
勝ったのはピアストリで今季3勝目。夜でも30度近い暑いコンディションでの戦いに、さすがにクールビューティな
走りとまではいきませんでしたが、この勢いは本物ですね。何よりミスをしない、焦らない、若いのに落ち着いていて、
観ていてもまるでベテランドライバーのような安心感があります。ここから頭一つ抜け出していくのか、
いやいやまだまだ序盤、他のドライバーも黙っちゃいないとやりあっていくのか、
次のマイアミGPが楽しみで待ちきれません!!