昨夜はサマーブレイク明けのF1第15戦オランダGPがおこなわれました。夏休み明けでどう勢力図が変わるのか。
王者フェルスタッペンは母国GP、大歓声の前で気合が入ります。角田君も来シーズンのシートをかけて正念場。
休み明けでもやっぱり速かったマクラーレン。フリー走行から予選まで圧倒的な速さで死角なし。
フェルスタッペンも食い下がるも予選は3位まで。4番手にはレッドブルの姉妹チーム、レーシングブルズの
期待の新人 アイザック・ハジャーが入るサプライズ。バンクが大きいジェットコースターみたいな
特徴的なコースを波に乗るように駆け抜けていきます。
決勝レースは1コーナーでフェルスタッペンが2番手のノリスを見事にオーバーテイク。地元ファンを沸かせます。
その後は弱い雨が降って、スリッピーな路面に足を取られてしまったのはフェラーリのハミルトン。
ベテランらしからぬミスでしたね。セーフティカーが入って仕切り直しのスタート。ポールポジションスタートの
ピアストリが快調に飛ばしていきます。各車1度目のタイヤ交換を終えて中盤に入ったところで、
メルセデスの新人アントネッリとフェラーリのルクレールが絡んでクラッシュ。フェラーリがまさかの2台とも
リタイヤに。アントネッリが無茶な突っ込みをしたとして10秒のタイムペナルティに。そしてまたセーフティカー。
ここでも焦らず安定した走りでピアストリがトップをキープ。続いてノリスと安定のマクラーレン。
このまま二人の優勝争いかと思った残り8周。ノリスのマシンから白煙が!なんとオイル漏れでストップ…
痛恨のマシントラブルでリタイヤに。運がなかったとはいえ、さすがにこれは可哀そう。
3度目のセーフティカースタートでも動じなかったピアストリがポールトゥウィンの完勝。2位はフェルスタッペン。
そして何と3位表彰台にレーシングブルズのハジャーが!終始安定した走りで4番手を走っていましたが、
ノリスのリタイヤで3位に繰り上がって、デビューイヤーで初の表彰台に。持ってますね~。
角田君は我慢のレースで9位入賞。久しぶりのポイント獲得。確実にポイントを稼いで次こそは表彰台へ!
何といってもこのレースは、ランキング1位のピアストリと2位のノリスの差がレース前の9ポイントから、
34ポイントまで開いてしまったのが大きなポイントでしたね。ピアストリがかなり優位ですが、
ここからノリスが巻き返すドラマも見て見たいですね。ある意味面白くなってきました。
残りは9レース、次のイタリアGPは大注目の一戦になりそうです!