ランチアストラトス
2022年12月23日
イタリアのランチアがWRC(世界ラリー選手権)のワールドチャンピオンを奪取するために開発したモデル。
まずボディデザインで目にとまるのが、フロントガラスが極端に曲がり込んでいること、
これはドリフト走行時でも進行方向が見えやすいように考えられているそうです。
次に、トレッドを広く、ホイールベースを短く設計、これは当然曲がりやすくするための処置。
前後のカウルがガバッと一体で開くようになっているのは、整備性を良くするため。
全幅のわりに室内幅が小さいのは、極力重心をセンターに集中させるため、ドア内にヘルメットが置けるほどのスペースがあるそうです。
当時、ラリーマシンと言えば、市販車を改造、チューニングしているものしかなかったので、専用設計されたストラトスがデビューした時の衝撃は凄かったと思います。
私が生まれる前にデビューした車ですが、私の好きな車ランキング上位の一台です。