F1第21戦ブラジルGP チャンピオン復活
2024年11月4日
昨晩はF1第21戦ブラジルGPがおこなわれました。アメリカ大陸3連戦のトリになります。
初日からマクラーレンが速く、スプリントレースの勝利、予選のポールポジションと波に乗ります。
しかし決勝レースは雨によるウェットコンディション。スタート前のフォーメーションラップでコースアウトして
リタイアするマシンもあり、スタート後も各車濡れた路面に苦戦し、スピンやコースアウトでリタイアするマシンが
続出する大混乱の展開に。
そして、雨が強まったタイミングで本格的なレインタイヤに交換して追い上げを見せていた
角田裕毅がトップ争いに加わっていくか、まさにここからという時に謎のセーフティカーが入り赤旗中断となりました。
これが無かったら表彰台も充分狙えただけに、観ている私もかなり悔しかったです。
トップでチェッカーブラッグを受けたのは、M・フェルスタッペン。実に11戦ぶりの今季8勝目。長いトンネルから抜け出しました。
2,3位表彰台はアルピーヌの2台が入るサプライズ。レース戦略もさることながら、ミスの無い安定感が際立ちました。
かつて母国ブラジルの英雄、アイルトン・セナは、雨のレースこそマシンの戦力差がなくなり、ドライバーの本当の腕が
試されると格言を残しました。確かに経験の少ない新人ドライバーは多くがリタイヤしていて、チャンピオンの
フェルスタッペンが他を圧倒したこのレースは、30年以上前にセナが残したレースの本質を表すものでした。
雨に強かったセナを思い出すと、あらためてその凄さに惹かれますね。
残り3戦でチャンピオン争いはフェルスタッペンのセーフティリードに見えますが、まだ何が起こるか分からないのがF1。
最後の最後まで激しくて、感動するレースを期待しています!