昨夜は伝統の一戦、F1第8戦モナコGPがおこなわれました。世界三大レースとして有名ですね。
Amazonの創業者ジェフ・ベゾスや、サッカー界のレジェンド ジダンなど世界中の著名人やセレブが集まる
このレースは、F1ドライバーとして特に手に入れたいタイトル。豪華さ華やかさが違います。
しかしここ何年もモナコのモンテカルロ市街地サーキットは、オーバーテイクができないことで有名。
今のF1マシンが大きすぎてコース幅が狭いサーキットでは、横に並んでのバトルが出来ないんですね。
なので予選でトップを獲ることがすべて、といっても過言ではないレースとなります。
昨年の覇者で地元モナコ生まれのルクレールが、フリー走行から絶好調。その後にマクラーレン2台が続きます。
そして大事な予選がスタート。メルセデスの2台はまさかのマシントラブルとクラッシュでトップ10に入れず。
角田君はチームからの指示もあり満足にアタックできずと上位陣に波乱が。なかなか思うようにいきません。
ポールポジションを獲得したのは地元の英雄ルクレールのさらに上をいった、マクラーレンのL・ノリス。
誰もが欲しがるポールポジションを手にしました。ルクレールはめちゃくちゃ悔しそうでしたね。
今年のモナコGPはレース中に必ず2回タイヤ交換をしないといけないという特別ルールがあり、
バトルのないパレードランになってしまうのを防ぐために導入されました。面白い試みですね。
そして迎えた決勝レース。スタートを決めたノリスとルクレールが1コーナーで競り合うもノリスが守ります。
1週目から早くも1回目のタイヤ交換をするマシンが。これはタイヤがある程度もつことと、早めに2回タイヤ交換の
義務を消化してしまうことで順位を上げていく戦略です。コース上で抜けないのでタイヤ交換のタイミングで
上位を狙って行くんですね。これに目を付けたレーシングブルズとウィリアムズの2チームが前を走る味方の為に
わざとゆっくり走って、タイヤ交換をしても同じ順位で戻れるように時間を稼ぐという、ルールの抜け穴をつく
ずる賢い戦略をとって見事にダブル入賞、ポイント獲得となりました。あおりを食ったのは後ろを走っていた
メルセデス2台と角田君。やっぱり予選の結果が大きく響いてしまいました。
2回タイヤ交換をどう上手くするかという見どころはありましたが、レース自体はバトルがなく正直退屈でしたね。
最後まで上位陣の駆け引きはありましたが、結局終わってみれば予選とほぼ変わらないレース結果に。
純粋なレースではなくチェスのような戦略の戦いとなったこのレース、来年はまたルールの見直しが必要ですね。
優勝はノリス。誰もが憧れるモナコウィナーに。いつも笑顔のノリスですが、久しぶりの勝利でいつも以上に
楽しんでいましたね。来週のスペインGPはモナコの分も熱いバトルに期待です!!